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コンセントを増やしたい|増設工事の流れと、たこ足配線をやめるべき理由

コンセントが足りず延長コードを重ねている状態は、発熱による火災の危険があります。増設工事でできること、既存回路から分ける場合と新しい回路を引く場合の違いを説明します。

LED工事ナビ編集部公開 2026年8月6日時点の情報
目次
  1. まず、いまの状態が危なくないか確認する
  2. コンセント増設の2つの方法
  3. 分電盤に空きがあるか
  4. どこに付けられるか
  5. アース付きコンセントが必要な場合
  6. 工事の流れ
  7. 結局どうすればいいか

家電が増えるにつれ、コンセントの数が足りなくなります。延長コードやタップで数を増やして使っている家庭は多いはずです。ただ、この状態には危険があります。この記事では、コンセントを増やす方法と、その前に知っておくべきことを説明します。

まず、いまの状態が危なくないか確認する

たこ足配線が危険とされる理由は、1つの回路に流せる電気の量に上限があるからです。タップで差し込み口を増やしても、その先の配線の容量は変わりません。上限を超えて使うと、配線やタップが発熱します。

危険のサインとして、次のような状態があれば注意が必要です。タップやコードが温かい、あるいは熱い。焦げたような臭いがする。差し込み口が変色している。特定の場所で頻繁にブレーカーが落ちる。コードを束ねたまま大きな電力の機器を使っている。

とくに消費電力の大きい機器(電子レンジ、電気ケトル、ドライヤー、こたつ、電気ストーブなど)を同じタップで併用するのは避けてください。これらは単体でも大きな電流を使います。

コンセント増設の2つの方法

コンセントを増やす工事には、大きく2つの方法があります。

第一に、既存の回路から分岐して新しいコンセントを設ける方法です。工事は比較的簡単で、費用も抑えられます。ただし、その回路全体で使える電気の量は変わりません。差し込み口が増えても、同時に使える機器の量が増えるわけではないという点は理解しておく必要があります。

第二に、分電盤から新しい回路を引く方法です。専用の回路が増えるため、その分だけ同時に使える電気の量が増えます。消費電力の大きい機器を使う場所や、パソコン・サーバーのように他の機器の影響を受けたくない場所に向きます。ただし、分電盤から配線を引く必要があるため、工事の規模も費用も大きくなります。

どちらが適切かは、そのコンセントで何を使うかによります。掃除機やスマートフォンの充電程度なら分岐で足りますが、電子レンジやエアコンのような機器なら専用回路が必要です。

分電盤に空きがあるか

新しい回路を引く場合、分電盤にブレーカーを追加する空きスペースが必要です。分電盤の蓋を開けると、ブレーカーが並んでいる部分に空きがあるかどうかを確認できます。

空きがない場合、分電盤自体の交換が必要になり、費用が上がります。分電盤の設置から長い年数が経っている場合は、この機会に交換するという判断もありえます。分電盤も設置から一定の年数が経つと部品が劣化するため、古いものは更新を検討する時期です。

なお、分電盤の蓋を開けて中を見ること自体は問題ありませんが、内部の配線や端子には絶対に触れないでください。通電しており、感電の危険があります。

どこに付けられるか

コンセントの設置位置には制約があります。壁の中に配線を通す必要があるため、壁の構造、下地の位置、既存配線の経路によって、付けられる場所と付けられない場所があります。

コンクリートの壁や、断熱材が充填された壁では、配線を通すのが難しい場合があります。この場合、壁の表面に配線カバー(モール)を這わせる方法もありますが、見た目に影響します。

希望する位置に付けられるかは現地を見ないとわからないため、業者に相談する際は「この壁のこのあたりに欲しい」と具体的に伝えてください。

アース付きコンセントが必要な場合

洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、温水洗浄便座など、水気のある場所で使う機器や消費電力の大きい機器には、アース(接地)付きのコンセントが推奨されます。

アースは、機器が漏電したときに電気を地面に逃がし、感電を防ぐためのものです。既存のコンセントにアース端子がない場合、アース線を引く工事が必要になります。

洗面所や台所など、水を使う場所のコンセント増設では、この点を業者に確認してください。

工事の流れ

一般的な流れは次のとおりです。まず現地調査で、希望位置に設置できるか、既存回路から分岐できるか、分電盤に空きがあるかを確認します。次に見積もりが出ます。工事当日は、必要な範囲でブレーカーを落として作業します。作業時間は内容によりますが、既存回路からの分岐であれば1か所あたり数十分から、新しい回路を引く場合は半日程度かかることもあります。

この工事は電気工事士の資格が必要です。無資格での施工は法律で禁じられており、施工不良は火災や感電の原因になります。

結局どうすればいいか

第一に、タップやコードが熱い、焦げ臭い、変色しているといったサインがあれば、すぐに使用をやめて業者に相談してください。第二に、コンセントを増やす方法には「既存回路からの分岐」と「分電盤から新しい回路を引く」の2つがあり、後者のほうが同時に使える電気の量が増えます。第三に、消費電力の大きい機器を使う場所には専用回路が必要です。第四に、分電盤に空きがあるかを確認します。ない場合は分電盤の交換が必要になります。第五に、水気のある場所ではアース付きコンセントを検討してください。第六に、この工事は電気工事士の資格が必要です(2026-08-06時点の情報です)。

出典・参考

官公庁など一次情報を中心に確認しています(確認日を併記)。

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